Akit Physical Therapy Association

当会代表よりご挨拶

会長 菅原慶勇

会長
菅原慶勇

秋田県理学療法士会のホームページをご覧いただきありがとうございます。

当会は,1972(昭和47)年に会員数5名で発足し、2022年に五十周年を迎えました。会員数は、令和5年12月現在814名です。

 理学療法士および作業療法士法が公布された昭和40年(1965年)、その7年後の昭和47年(1972年)に、山形と秋田が合同で組織していた西奥羽士会から独立し秋田県理学療法士会が創立されました。少ない会員数ながらも昭和49年(1974年)には全国研修会を、昭和57年(1982年)には全国学会を開催しております。さらに平成3年(1991年)には当会学術誌の発行、平成6年(1994年)には理学療法公開事業を開始し、秋田県民のための直接的な事業が本格的にスタートさせました。その後、公益事業は加速され、小児理学療法ネットワーク事業の開始、県民向け理学療法ニュースや健康パンフレットの作成、ホームページの開設など、県民の皆様に向けた活動に力を注いできました。平成19年(2007年)に行われた秋田わか杉国体・わか杉大会への参加、そして各種スポーツ大会や全国に先駆けて行った高校野球甲子園大会への医師との帯同などは、医療、保健、福祉の現場のみならず、スポーツの場面においても、十分義務を果たすことのできる団体としての活動姿勢が評価された結果だと思っております。平成28年(2016年)には、作業療法士会と言語聴覚士会の三団体で秋田県リハビリテーション専門職協議会を立ち上げ、市町村の保険者機能を強化すべく活動する一方で、災害派遣チームである災害医療関係団体合同会議、ならびに秋田JRATにも参加させていただいており、発災時の初動の確保に努めております。当会独自の特色ある事業としては、平成29年(2017年)にすべての会員に平等な研修機会を享受するために設けられた運動器・神経・呼吸器・循環器・老年期・スポーツパラスポーツの6班からなる専門領域研究班があります。主に研修事業を企画しますが、スポーツパラスポーツ班からは東京2020オリンピックパラリンピックへ6名の会員を派遣しました。研修事業は、コロナ禍の影響もございましたが、着実に実績を積み上げ、今では年間40を超える研修会等を行えるまでになりました。

 さて、5名の会員で創立した当会も、50有余年の時を経て814名を擁するまでになりました。これもひとえに、行政や関連団体の皆様方ならびに多くの諸先輩や当会を支えて下さったすべての皆様から、ご支援、ご協力頂いたからこそでございます。この場をお借りし感謝申し上げます。人口減少と少子高齢化が急速に進む本県では、シームレスな医療体制はもとより地域における包括的な支援体制の推進が望まれています。この中にあって、医療から予防の分野まで県内市町村の魅力ある地域特性を理解しつつ、力を発揮できる用意がある我々理学療法士は、地域課題を把握し街づくりをご提案できる役割を担うべく、今後も創造し「雨だれ石を穿つ」ごとく、歩みを止めずに進んでまいる所存です。はなはだ微力ではございますが,今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 当会は、秋田県における医療サービスの質の向上にかかる調査研究を行い,理学療法士の人格,倫理そして学術機能を研鑽し,理学療法の啓発および普及を図るとともに,県民の保健・医療・福祉の発展に寄与することを目的として活動している団体です。引き続き,以下の6事業を柱として事業を展開していきます。

1.理学療法の普及と啓発事業として,県民の皆様の健康増進を目的とした理学療法週間公開講座を開催します。

2.相談・助言・指導に関する事業として,健康増進,疾病・障害予防 ならびに高齢者や障害者支援を目的に理学療法やリハビリテーションに関した相談,助言,指導をおこないます。

3.調査・研究事業として,理学療法に関わる医療の発展および個々の質と学術の向上を目的に,調査研究を継続します。

4.情報提供事業として,県民の皆様の健康増進や福祉の向上,そして理学療法の啓発を目的に,様々な情報提供誌を無料で配布し,わかりやすいホームページの作成を心がけていきます。

5.学会・その他の研修事業として,公益に資する団体として治療レベルの向上と医療の発展を目的に,研修会や学術大会を積極的に行っていきます。

6.関係団体と連携する事業として,医療・保健・福祉の増進を目的に医師会をはじめ医療関連団体や養成校,各自治体と連携をとっていきます。特に、行政や他職種との連携を強化して、県民の健康増進に資する事業に貢献することが重要であると考えます。

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